ペット

2018年5月19日 (土)

知っておきたいペットからうつる病気

平気で犬や猫とキスしたりする人はいるけども、それは病気に感染する危険性があることを知っておくべきことでしょう。好きだから気にしないという人がいるかもしれないが、感染したら好きな人にも感染させる可能性があるわけです。


5月19日の日本経済新聞の記事から抜粋していきます。
ズーノーシスとは人も犬や猫などの動物も感染する病気のことで、「ペットから感染するズーノーシスは日本に25種類ほどある」とズーノーシスに詳しい日本大学医学部の荒島康友助教授は話す。


その1つ、パスツレラ症は犬や猫から人に感染するズーノーシスで「全国の病院からの症例報告は1991年の70数例から2011年に約750例と、10年間で10倍近く増えた」(荒島助教授)
感染すると皮膚の化膿や呼吸器の症状が出る。猫のほぼ100%、犬の約75%が口の中に原因菌を保有する。かまれたり、引っかかれたりして感染するほか、寝室に入り込んだペットが寝ている飼い主の顔をなめたことで感染する例もあるという。


犬や猫との接触によって感染するズーノーシスは他に「Q熱」や「猫ひっかき病」などがある。健康な人なら発症しても自然に治癒するが、糖尿病などの持病がある人のほか、抵抗力が弱い高齢者や乳幼児が感染すると重症化する場合があるので注意が必要だ。


感染を防ぐには、過剰なふれあいを控えるのが重要。ペットとキスしたり自分の箸やスプーンで食事を与えたりすることは、感染のリスクを高める行為でしかない。


それぞれのズーノーシスには特徴的な症状がある。ただ初期症状は発熱や鼻水といった風邪の症状や一般的な皮膚病と似ているため、病気の発見が遅れがちになる。


発症例はごくまれだが重症化すると死にいたるズーノーシスもある。「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」、「カプノサイトファーガ感染症」は死亡例が報告されている。どちらも早期であれば抗生物質がよく効くので早めの診断が必要だ。


ただ医師にズーノーシスの診療経験がない場合が多いので、受診時に動物との接触状況を伝えるなどすると迅速な診断につながる。
狂犬病などを除き、ほとんどのズーノーシスにはワクチンがないので正しい情報でズーノーシスを防ぐ必要がある。

けっこうペットとキスする人見たことあるし、風邪っぽいとか言う人多いし、意外とズーノーシスになってて、自然に治癒してる人が多いかもとか思ってしまいますね。
小さい子供がいて、ペットがいる人は心配してしまうかもしれないですね。
そういう病気があるという現実を見て、ペットとの付き合い方を考えるのが大事だと思いませんか?

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