代謝について
代謝について、本日のNHKのトリセツショーという番組で、放送してましたが、なかなか面白いと感じました。
基礎代謝は20歳代60歳代まで変わらないということを言ってました。40歳代の中高年でいろんな不調は起きますが、代謝の衰えではなく、体力や身体機能の衰えということです。疲れやすい、汗をかきにくい、手足が冷える、むくみやすいとかは代謝の衰えではなく、体力や身体機能の衰えということです。
基本的なことですが、基礎代謝は人間が生きていくうえでの最低限なエネルギー消費です。基礎代謝の説明がこの番組では下手だと思いましたが、わかりやすく言えば、心臓を動かして血液を全身に送るのにエネルギーは必要ですよね。意識しなくても呼吸活動をするのにもエネルギーは必要ですよね。食事をして、内臓が食物を分解したり、次の臓器に送るのにもエネルギーは必要ですよね。簡単に言えば、そんな最低限のエネルギー消費が基礎代謝です。
基礎代謝量を上げれば、ダイエットに対して効果が期待されますが、私が専門学校に行ってた時は、運動生理学の授業で、食べ過ぎたら、余計なカロリーは脂肪として貯蓄されるけど、筋トレして筋肉量を上げれば、脂肪にならずに筋肉にグリコーゲンとして蓄えられて脂肪にはなりづらいとの教えでしたが、消費できるエネルギーには限りがあり、基礎代謝量を上げてダイエットするのはあまり意味がないという放送内容でした。
科学が進むと、勉強してきたこともアップデートしないとダメですね。
この番組では、中年太りの原因は日常の活動エネルギーに比べて、摂取エネルギーが多いから「エネルギー密度」を意識しなさいということでした。
簡単にいうと、脂肪の少ない食材や、油を使った調理をしないで、その分、多めに食材を食べて満腹感を上げれば、満足して摂取カロリーを抑えられるということでした。
この番組の意図は「エネルギー密度」を意識することにより、摂取カロリーを抑えられて自然とダイエットできますよ。との新しい意見を言いたいようですが……。
要は「摂取エネルギーと」、「消費エネルギー」の問題で「摂取エネルギー」が「消費エネルギー」より多ければ太りますよ!とのこと。
昔からの基本に戻りましたね。知識をアップデートしても。
真新しいダイエットに惑わされたり、代謝が良くなる様に整体しましょうとだまされてませんか?
真新しそうに見えるものより、王道の科学的基礎知識は大切ですね。ダイエットの基本は王道の科学的基礎知識と、その人のモチベーションをいかに維持するかという意識の問題だと私は思いますけど……。
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